皆さんはコワーキングスペースの利用をしたことがありますか?
都心部を中心としてコワーキングスペースは増加傾向で、その理由としては働き方の多様化やフリーランスの増加など様々な背景が考えられています。
【参考】大都市政策研究機構|「日本のコワーキングスペースの拡大」(2022年12月版)
今回は、そんなコワーキングスペースの正しい選び方をご紹介。仕事がより捗る場所選びのポイントを解説していきます。
コワーキングスペースとは?

コワーキングスペースとは、主に仕事をするための共有スペースです。固定のオフィスを持たない個人事業主やフリーランスに利用される他、地方出張時の一時的なビジネス利用や自習室などの目的で利用されることもあります。
コワーキングスペースの意味ですが、「Co(ともに)」と「Working(働く)」を組み合わせた造語であり、他の人と場所を共有して働くという使われ方からそう呼ばれるようになりました。
コワーキングスペースの特徴として、他の利用者と新しい出会いがあったりすることが挙げられます。コワーキングスペースによってはコミュニティマネージャーが常駐し、利用者同士を繋げるという取り組みを行うところもあるようです。
コワーキングスペースの選び方
コワーキングスペースは増加しており、調べてみると沢山の場所があることがわかります。
コワーキングスペースの規模・設備は多岐に渡るため、快適に作業するためにも最適な選び方を知っておくことが重要です。
ここからはコワーキングスペースの選び方について解説していきます。
まずは大きく2つの用途で確認✅
①出張などのスポット利用
地方に出張する時などでコワーキングスペースを利用する場合、コワーキングスペースを拠点として移動が発生する可能性があります。
そのため、出張時に訪問する場所とコワーキングスペースの距離が重要なポイントになります。また出張時のホテルからの距離もあまりにも遠い場所にないか、要チェックです。
駅チカというだけで選んでしまったりすると、そこからの移動が大変になるといったこともありますので注意が必要です。
基本的にドロップインでスポット利用になることが多いかと思いますので、料金プランなどはそこまで気にしなくてもいいかもしれません。
★重視するポイント
- 訪問予定の場所を起点としたアクセスが良いか
- 宿泊予定のホテルからのアクセスが良いか
②定期的な仕事場として利用
出張などではなく、職場として日常的に利用する場合には見るべきポイントが変わってきます。
仕事におけるメインの拠点的な利用になるため、通信設備や会議室、個室ブースなどが揃っているかなど、施設設備は抜け漏れがないかしっかりと確認しましょう。
また、連日通うことも考えられますので、料金もしっかり比較する必要があります。
そして駅や自宅からのアクセスも良い方がいいでしょう。
コワーキングスペースの住所を法人登記したい場合、施設によって可否が異なるため、必要ならその点も確認しておくといいでしょう。
★重視するポイント
- 仕事のメイン拠点として活用できる設備が揃っているか
- 利用日数と料金
- 駅や自宅からのアクセス
用途が決まったら細かい内容を見ていく
大きく2つの用途で見るべきポイントが分かったら、そこからより細かい条件を見ていきます。
オンラインミーティングをする予定があれば「個室ブース」があるかどうか、対面の商談や打ち合わせをセッティングするのであれば「会議室」など、予約方法も合わせて確認する必要があります。
その他にも貸し出し可能な備品(モニターやプロジェクターなど)も合わせてチェックし、仕事をしようとしたときに「あれが足りない!」ということが無いように下調べをしておきましょう。
料金で選ぶ
基本的な事項として、1日あたりの料金も予算に応じて問題ないかを確認しておきましょう。
定期的に利用する場合、月額会員プランなどを利用することでお得になることもあります。
アクセスで選ぶ
コワーキングスペースの立地も重要です。
アクセス重視の場合は駅や自宅・ホテルからのアクセスの良さをチェックすべきで、逆に静かなエリアで集中して働きたいという場合は、駅に近すぎない方が望ましいかもしれません。
雰囲気で選ぶ
料金や設備などの基本的な条件の他、コワーキングスペースごとの雰囲気で選ぶこともオススメです。
コワーキングスペースは施設によってテーマのようなものがあり、シンプルなオフィスのようなところから、デザイナーが内装を監修したお洒落な空間、自然を基調とした緑ある空間を演出しているなど様々な施設が存在します。
集中できたり、気分が上がるような空間のコワーキングスペースなら、より仕事も捗るでしょう。
【まとめ】ドロップインで一度利用するのがオススメ!
どんなに情報収集を入念に行っても、細かい部分ではわからないこともあります。
コワーキングスペースはドロップインでスポット利用もできますので、特に定期的に利用する場所を探しているという人は、一度利用してみてください。
そうすることで次回以降利用するかどうかを確実に判断していけるでしょう。